膝の痛みと体重

【宇都宮で膝の痛み専門】体重を減らさなくても膝の痛みは治まる

膝の痛みは、体重を落とさないと治らないんでしょ?
当記事では、このような疑問を解決します。

結論、体重は落とさなくても膝の痛みは治ります。

お医者さんにも、ご家族にも、「まず痩せないと痛みが取れないんじゃないの?」
今までこう言われ続けてきた方も多いかと思います。

体重が変わらなくても痛みは取れ、しっかりと良くなるため、その理由をお伝えします。

体重に対する膝への負荷量

・歩く時は体重の3倍
・階段降り時は体重の4,5倍

例えば、体重60kgの方ですと、歩く時180kgかかり、階段降り時270kgかかります。

ここで頑張って5kgやせたとします。
すると、体重55kgになり、歩く時165kgかかり、階段降り時248kgかかります。

歩く時階段降り時
体重60kg180kg270kg
体重55kg165kg248kg
膝への負担(55kg・60kg)










実際に体重5kgを痩せることは凄いことです。
体重5kgやせても、負担は階段の降りで270kgが248kgになる程度。

これが、凄く変わると思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、相当頑張って体重5kg減らしても、階段の降りで1歩ごと約250kgかかり続けるのです。

つまり、体重を減らしても、大きな負荷はかかり続けてしまうのです。

負荷を分散させることが最重要

体重60kgの人は、階段の降りで270kgの負荷がかかりります。
そして、体重55kgの人は、階段降りで248kgの負荷がかかります。

結局、200kg以上の大きい負荷を分散できるかが、膝の痛みが早く治るかのポイントになってきます。

膝の負担を分散させる3つの場所

・胴体(肋骨ー背骨)
・股関節(骨盤)
・足関節

200kgの負担を1カ所にかけるか、50kgを4カ所にかけるか。
50kgを4カ所に分散できたら、一カ所一カ所がとても楽になります。

負担の分散には関節の動きが必須

胴体(肋骨ー背骨)

胴体部分は、関節が多く、その関節にはたくさんの筋肉が付着します。

根本的に、肋骨ー背骨の関節の動きが出ている必要があります。
この胴体部分の関節が動いて、筋肉の緩みがあれば、階段の降りでも上手く負担を分散できるようになります。

股関節(骨盤)

股関節は、膝関節とセットで動く場所です。
例えば、しゃがむときは、膝関節が曲がりながら股関節も曲がる。

膝関節と股関節は運命共同体のように、セットで動きます。

股関節(骨盤)の関節の動きと、そこに付着する人体で最も大きい筋肉(おしりの筋肉)の緩みは、絶対に必要な要素です。

股関節(骨盤)を良くできれば、膝の痛みは治る方向にいきます。

足関節

足関節は、片足だけで28個の骨から出来ています。

この28個の骨からなる関節がしっかりと動いているかどうかは、とても大切です。

足首は自身で動かそうとすると、大きくグルグル回したり、つま先を上げ下げは出来ますが、28個の骨の関節までは確認できません。

膝の痛みがある方は、必ず足の関節を確認して、動きにくい関節を改善していきます。

体重による負担は膝の痛みに影響しない

そもそも、体重による負担が膝の痛みと関係あるという科学的な根拠はありません
体重100kg以上のお相撲さんが力一杯踏み込んでも、全く膝に痛みが出ない方も多いです。

反対に、体重40kgで生活で大きな負担をかけていない女性が膝に痛みが出ることもあります。
結局は、筋力も含めて、全身でしっかりと分散できることが大切になります。

体重が何kgでも、胴体(肋骨ー背骨)・股関節(骨盤)・足関節の関節がしっかりと動いていれば、分散ができ膝の痛みが出ません。

体重を減らさなくても痛みは治まる|まとめ

“膝の痛みは、体重を減らさなければなくならない”

いつしか、このような根拠の薄い考えが常識になりつつあります。

・実際どのくらいやせると治るのか?
・体重が何kg減ると負担はどのくらい減るのか?
・体重は膝の痛みとどのような関係があるのか?


このような疑問を明確にしないで、なんとなく体重を減らしなさいと言われることが多いです。

そして、このような疑問を明確にしていくと、意外なことに気付きます。
「あれっ!体重と膝の痛みは関係なさそうだな!!」
そして、体重を減らすより、負担をどのように分散できるかが大切になってきます。
負担を分散させるためには、当院の関節の技術筋肉の技術がお力になれます。

宇都宮市宝木本町にあるふたば整体院アロマは、膝の痛みをはじめ、膝の症状を得意としています。
少しでも心配や不安がありましたら、お気軽にお話いただけると嬉しいです。

膝の変形と筋トレ

【膝の痛み】変形性膝関節症と筋力は関係ない|無理な筋トレは不要

膝の筋力が弱くなると、どんどん変形するんでしょ?
このような疑問を解消します。

もし病院で変形性膝関節症と診断されたら、膝の筋力が弱くなったせいかな?と思ってしまうかもしれません。

実際は、膝の筋力の低下が変形を強めることはありません。
なんとなく、膝の筋力が弱くなると、支えてくれなくなって、膝が変形しそう。

そんなイメージがあるかもしれませんが、医学的な視点から、筋肉量の少なさが膝の変形に関係ないことについてしっかりと説明していきます。

変形性膝関節症と筋力は関係ない

膝周りの筋力が弱くても、変形性膝関節症が進行しないことが分かってきました。
反対に、筋肉が増えて筋力が強くなることで、変形を強める可能性のある研究(参考文献1,2)があるほどです。

参考文献1:筋力が強いと変形が進行しやすい
参考文献2:筋力が弱くても変形性膝関節症にはならない

変形と筋力との一般的なイメージ

医学的には、膝の筋トレをしても一切変形が治ることはありません。
しかし、こんなイメージがあるのではないでしょうか。

・歩く時に安定するには、筋力が強くないとダメ
・膝周りの筋力が弱くなると、膝の変形が進みやすい
・加齢と共に筋力も落ちて、その結果として変形する


そのため、膝の筋トレをして、なんとか変形を食い止めたいと思っていませんか?
特に、「膝に繋がる太ももの前側の筋肉が大切ですよ」と言われる事が多いです。

と言いますのも【変形性膝関節症 筋トレ】でネット検索をすると、太ももの前側の筋トレが全ての検索サイトに出てくるほどです。

もちろん、楽しみながら痛みなく筋トレが出来ていれば良いことだと思います。
ただ、膝の変形を治したいから筋トレをしているのだとすると、効果が薄いので、止めても大丈夫です。

膝の痛みと筋トレは関係あり

ここまで『変形と筋トレの関係』についてお伝えしましたが、『痛みと筋トレの関係』についても触れておきたいと思います。

膝の痛みを経験されている方で「筋トレをしたら膝の痛みが楽になったよ」とおっしゃることがあります。

これは、明確に証明されただけではありませんが、最新の医学で有力な理論があります。
その理論とは、“筋力を持続的(10秒程度)に発揮することで、痛みを感じにくくする”というもの。

例えば、走ることで言うと、持続的に走る(10日連続)ことで、疲労が感じにくくなる(1kmで疲れていたのが2kmまで疲れない)というイメージ。

つまり、筋力を持続的(10秒程度)に発揮することで、元々痛みを感じていた状態では痛みを感じにくくなるというものです。

筋肉量が増えるとか筋力が強くなるとかではなく、筋力を使うことで痛みを感じにくくなるという理論は新しいかもしれません。

痛みに効果のある筋トレは動かない方法

筋トレって言われても、色々なやり方があるから分からない。
そんなあなたへ、痛みに効果的な筋トレをお伝えします。

最新の研究によると、動かさない(持続的に発揮する)筋トレが最も痛みを感じにくくさせる効果があると言われています。

ただ、良かれと思い行った筋トレが、症状を悪化させるべきタイミングがあります。
もし、筋トレをして痛みが出たり増えたりした場合は、すぐに中止するべきです。
反対に、痛みが軽減して楽になれば、筋トレを続けていただければと思います。

痛みと変形は関係が薄い

ここまでご覧いただき、【変形 = 痛み】と思われていた方は疑問に思ったのではないでしょうか。

『筋力の大きさと変形の大きさが関係ない。その一方で、筋力を発揮させると痛みが軽減する。』という内容に矛盾を感じたかもしれません。

しかし、実際は全く矛盾していません。

その理由は、痛みと変形は関係が薄いためです。
つまり、変形が大きいから痛みが大きいわけでも、変形が小さいから痛みが小さいわけでもありません。

では、痛みと変形が全く関係ないのかというと、全く関係ないことはないため、別の記事でしっかりとお伝えしますね。

変形性膝関節症と筋力は関係ない|まとめ

筋力が弱くなるから変形が進むことはありません。

つまり、『加齢に伴って筋力が弱くなり最後は変形する』こともないのです。
なんとなく感じていた、筋力が弱くなると膝の関節も不安定になって変形しそうというイメージも全くの間違いです。

もし、変形が大きくならないために、無理に筋トレをしていた場合は、頑張っても変形は改善しないので筋トレを止めてしまって大丈夫。

ただ、筋トレには痛みを感じにくくさせる効果はあります。

筋トレをすると変形は改善できませんが、痛みを感じにくくさせる生理反応を生み出すことができます。

変形と痛みは関係ないので、上記のような筋トレが変形には効果ないけど痛みには効果あるということがあるのです。

変形性膝関節症と言われて筋トレをしなきゃと不安になっている場合は、堂々と休んでいただいて大丈夫です。

宇都宮市宝木本町のふたば整体院アロマは、医学的な技術・知識から最速で改善することを目指しています。
もし不安なことや気になることがありましたら、いつでもご連絡お待ちしております。

膝の筋力と痛み

【宇都宮でひざの痛み専門】筋力が弱くてもひざは痛みが出ない

「ひざの痛みは筋力が不足していることが原因です」とお医者さんから言われると、不安になります。
・ひざの筋トレをしなければならないのか?
・ウォーキングを頑張らなければ治らないのか?
しかし、膝が痛くて力も入れたくないとお悩みではないでしょうか?
結論からいいますと、筋力が弱いからひざが痛くなるとは言えません
良かれと思って、ひざの痛みを治そうと筋トレして、無理をしたことで痛みが増えてしまうことも多いです。

筋力が弱いとひざの負担が増えそうなイメージ

膝の痛みの原因は、ももの前面の筋力(大腿四頭筋)が弱いためと言われます。
筋力が弱いことと膝の痛みが出ることとの因果関係は以下のようなイメージです。


ももの前面の筋力(大腿四頭筋)が弱い

膝への負担が増える

膝の痛みが増える

このように、筋力が弱いとしっかりと支えられなくて負担が大きくなるのではないかと思ってしまいやすいです。

実際は、筋力が弱い方が膝の負担が少ないことが医学研究で分かってきています(参考:黒川,高橋,鶴見,2001,下肢関節疾患の理学療法,三輪書店)。

医学研究による筋力と膝の負担の関係

古い考え    : 筋力が弱い  →  膝の負担が大きい
新しい考え : 筋力が強い  →  膝の負担が大きい

医学的には、筋力が弱くても膝の負担が増えないことが報告されています。

反対に、筋力が強くなっても膝の負担が減ることはないと報告されています。
むしろ、筋力が強くなることで耐えられる分、膝への負担が大きくなると言われます。

最新の医学で、筋力が増えても膝の負担は減らずに、反対に負担が増える可能性もあると言われているのは驚きますね。

ももの前面の筋力(大腿四頭筋)が弱い→膝への負担が増えるということは医学的な研究(参考1)から否定されている。

参考1:Quadriceps strength is not related to gait impact loading in knee osteoarthritis.
Michael A. Hunt, et al The Knee 17 (2010) 296–302


ももの前面(大腿四頭筋)の筋力トレーニングを12週間行い、膝にかかる負担(内外モーメント)を調べたが、負担の軽減は見られなかった(参考2)。

参考2:Does Knee Malalignment Mediate the Effects of Quadriceps Strengthening on Knee Adduction Moment, Pain, and Function in Medial Knee Osteoarthritis? A Randomized Controlled Trial Boon-Whatt Lim, et al, Arthritis & Rheumatism Vol. 59, No. 7, July 15, 2008, pp 943–951

たしかに、筋力と痛みが関係しそうな気がするのもわかります。

病院でも、知人からも、家族からも、痛みがあるといえば、筋力が弱ってるからなんじゃないの?といわれてしまうので仕方ないのかなあと思います。

しかし、実際は筋力と痛みは関係がうすいので、「筋肉がないから痛いんだ。」とか「筋力を鍛え続けないとダメかな」と思っている方には朗報ですね。

ひざの痛みは筋力で決まるようなものではありません。
本当の原因については、整形外科で行うようなレントゲン画像の検査だけではなく、筋力検査だけでなく、ひざの関節の動きや筋膜の繋がりも含めて、細かく触って確認していきます。
ひざの痛みは本当に辛い症状のひとつなので、お気軽にご相談いただき早く治しちゃいましょうね!

変形性膝関節症

【宇都宮でひざの痛み専門】病院に行っても治らないひざ痛

ひざが痛くて病院に行くと、変形性膝関節症と診断される。
そこで湿布と薬を出されても、痛みが治らないと最後は手術と言われることがあります。
まず、病院で変形性膝関節症と言われても、痛みの原因は分からないことが多いです。

40歳代以上では3人に1人が変形性膝関節症の時代

少し衝撃的なデータがあります。

40歳代以上の方は3人に1人が、変形性膝関節症を患っているというデータです。
今後、ますます高齢化がすすむ日本は、2人に1人が変形性膝関節症という時代がくる可能性もありますね。

ある研究によると、“日本の変形性膝関節症(膝 OA)患者数(40 歳以上)を推定すると、X 線像により診断される患者数は 2530万人(男性 860 万人,女性 1670 万人)となり、膝 OA の有症状患者数は約 800 万人と推定される”とあります。

参考:木藤,小澤,金村,(2016)理学療法学,第43巻,第2号,204-209

病院の受診では限界がある

膝が痛くなってからまず始めは、整形外科の病院へ受診するかと思います。
病院へ行けば安心だと思っている方もいるかと思いますが、反対に危険も潜んでいることもあります。

整形外科病院での診察の流れ

膝が痛いと、整形外科の病院へ行くことが多いです。
病院へ行ってからの流れは、5つの順番です。

病院(整形外科)での診察の流れ

問診票を書く
↓
診察を受ける
↓
検査(レントゲン)を撮る
↓
診断名を受ける
↓
治療(湿布・薬・注射)する

以上、5つの流れをみると当たり前のような流れで、問題ないかと思ってしまうかもしれません。
しかし、矛盾と限界があり、病院だけでは解決できないことも多いのが実際です。

病院の診察・検査で分かること

病院でお医者さんが最初に行う変形性膝関節症の検査としては、レントゲン検査(単純X線検査)です。
そして、レントゲン検査から診断する流れで使われる指標は、ケルグレンスローレンス(Kellgren-Lawrence)分類の指標です。

変形性膝関節症は2つの指標で決まる

このケルグレンスローレンス(Kellgren-Lawrence)分類という変形性膝関節症の検査では、2つの指標をみます。
①関節の間の狭さ(骨の狭小化)
②骨のとがり具合(骨棘の具合)


あくまで、 変形性膝関節症の医学的な項目は、関節の間の狭さ・骨のとんがりがあるかの2つだけです。

変形性膝関節症の検査からも分かるように、痛みがあってもなくても関節の間の狭さ・骨のとんがりがあれば変形性膝関節症といわれます。
骨の状態で変形性膝関節症と診断されるだけで、痛みの有無は全く関係ありません

手術で痛みが取れることは少ない

変形性膝関節症とは、膝の骨の状態で診断されるものです。
もし、骨の変形が痛みを出すのであれば、膝の手術をしなければ痛みは取れないはずです。
反対に、変形しているせいで膝の痛みが出ているのであれば、手術をすることで膝の痛みが治るでしょう。

しかし、膝の痛みが出ていることが、変形と関係がないならば、手術しても痛みが取れないと言えます。
実は、膝の手術をして痛みが取れていないために苦しまれている方は多く、当院にも来院されています。


手術で人工膝にすると一生そのままです。
手術をした結果、痛みは取れておらず、手術で傷ついた膝は動かしにくくなってしまう。
手術が必要でない、むしろ後遺症の危険が高いのに、手術を受けてしまう人が減ってほしいと強く願っています。

あなたが痛みでお悩みなら、手術が必要ないことが多いですし、当院なら改善のお力になれると確信しております。
本当に手術が必要か不安が大きいという方は、ぜひ一度当院で見させてしっかりと確認をいただければと思います。

手術を受ける前に医師に確認すること

本気で手術をお考えなら、担当医を信頼しているからという理由だけでお任せすることは危険です。

こんなはずじゃなかったのに、と泣き寝入りをされている方も多くいらっしゃいます。
そのためにも、手術前に気になることはしっかりと聞いて納得するべきです。

ざっくり以下のことは、担当医に確認することをおすすめします。

・手術後は入院する可能性があるか?
・手術後は最悪どのような状態になるか?
・手術後は何ヵ月で完全な状態になるのか?
・手術で完全な状態に治っても出来ないことはあるか?
・再手術の可能性があれば何年後くらいで考えているか?

他にも心配事や不安事はなんでも聞いた方がいいです。

当院もそうですが、医療者やセラピストはなんとかあなたの力になりたいと思っています。
もし、こんなこと聞いてもいいのかな?ということも全部聞いて解決した方が早く良くなります

手術が必要のない方が多い一方で、本当に手術が必要な方だけに行われますことを祈っております。

膝の水を抜く

【宇都宮で膝の痛み専門】膝の水を手で抜く|注射をしないで治す方法

・膝に溜まった水を病院では注射で抜いてもらっている。
・注射で抜いてすぐに水が溜まってしまうのはどうすればいいの?

当記事は、このようなお悩みを解決します。

膝の水を最速で改善するのは手で抜くこと

結論からお伝えすると、膝の水を抜き再発させないためには、注射器ではなく“手”で抜くしかありません。

注射器は、ブスッと刺して皮膚・筋肉・滑膜を傷つけながらも水を瞬時に抜く方法です。
手は、水を吸収される場所に誘導して、散らしていける方法です。

瞬時の改善度合いはもちろん注射が一番ですが、再発しやすく長期的に見ると悪化している方も多くみられます。
膝の水を根本的かつ持続的に改善するのは、手で抜くことが重要です。

膝に水が溜まるたった1つの理由

そもそもなぜ、膝に水が溜まるのでしょうか?
結論、「炎症を冷やすために水が出てくれる」という理由です。

膝のまわりの組織で関節上包という袋があります。

関節上包
膝に水がたまる場所:関節上包


関節上包は、膝のお皿の真上にあり、炎症を起こすことが多い場所です。
一番多いのが、関節上包を冷やそうとして水がジャブジャブ溜まってくれます。
ここで膝の水を最速で改善するポイントが、2つあります。

・なぜ関節上包が炎症を起こしてしまうのか?
・どのようにして関節上包を正常に戻すのか?

順番にお伝えします。

膝に水が溜まる原因の8割は腰が関係

膝に水が溜まる場所は、関節上包というお皿の上の袋です。

関節上包が炎症を起こして、冷やすために水が出てくれるのですが、そもそもなぜ関節上包が炎症を起こしてしまうのでしょうか?
それは、8割が腰の動きにくさ・2割が足首の動きにくさが、関節上包が炎症を起こす原因です。

歩き・床に座る動き・しゃがむ動き・階段の昇り降り・車の乗り降りなど膝が曲がる動きを思い出すと、必ず腰も一緒に曲がります。

歩く時は膝が曲がると腰も曲がりますし、しゃがむ時も膝が深く曲がりながら腰も深く曲がります。
このように、膝と腰は、運命共同体とでも言えそうな、セットで動く関係です。
膝と腰はセットで動くため、例えば、100の負担がかかった時は、膝と腰で分散できるはずです。

しかし、腰の動きにくさがある時は、腰が20しか頑張れないせいで膝が80も頑張らなければなりません。
膝の痛み・膝に水が溜まってしまう場合は、根本的に改善するには、膝だけではなく必ず腰の動きも見なければなりません。

腰の動きと言っても、股関節ー骨盤ー腰椎の背骨が連動して動きます。

股関節ー骨盤ー腰椎

腰の細かい関節は、正しい軌道が出ているかなども重要なため、ぜひ私たちにお任せください。
当院は、AKA(関節運動学的アプローチ)という医師・理学療法士が開発した関節治療を整体に落とし込んで応用しております。

話を戻しますと、膝の水が溜まってしまった場合は、膝だけではなく腰も必ず見るべきポイントです。

膝の水を手で抜く方法

膝の水を手で抜く上で、先ほどお伝えした腰の動きを改善することは必須です。

せっかく膝の水を抜こうとしても、腰の動きにくさのせいで、膝に負担がかかると、結局は膝に炎症を起こして再発するのがオチだからです。

腰の動きを改善したとして、膝の水は手でどのように抜くのかをお伝えします。

関節上包

膝の水は、正式には“滑液”と呼ばれる潤滑液です。

この滑液は、軟骨への唯一の栄養供給になりますし、膝のクッション・円滑性にもなっており、なくてはならない存在です。

しかし、水が溜まるほどジャブジャブ出ている時は、反対に軟骨をとかす成分が出てしまい、膝の変形を早めてしまうと言われています。

水の正体“滑液”は、どのように出過ぎたり調整されるのか?

滑液は、関節上包という袋の中に存在するのですが、関節上包の状態によって滑液の出る量が決まると言えます。

関節上包という袋は、膝の2つの関節をまたいでおり、関節の動きと連動して調整されます。

膝の水を手で抜く方法は、2つの順番で行います。

①関節上包という袋がある膝の2つの関節の動きを調整
②関節上包に溜まった水を滑膜へ散らして吸収させる

①膝の2つの関節の動きを調整

膝の2つの関節の動きを調整


関節上包という袋が炎症を起こすと、水(滑液)は冷やそうとしてジャブジャブ溜まってしまいます。

この関節上包という袋を正常な状態にするためには、膝の2つの関節である、膝蓋大腿関節と脛骨大腿関節を軌道に合わせて動かす必要があります。

膝蓋大腿関節と脛骨大腿関節の動きが正常になることで、関節上包の状態もようやく正常に近づきます。

この2つの関節の動きが第1ステップで、土台作りのようなイメージです。

②水を滑膜に吸収させる

水を正常に吸収して分泌してくれる組織は、滑膜といいます。
膝の関節が正常に動くと、膝の関節を繋ぐ滑膜という組織が働きやすくなります。
つまり、第1ステップで膝の関節が正常に動く状態にして、滑膜の状態を整える。

そして、第2ステップで、水を滑膜に吸収させるよう散らしていく。
関節上包という袋に水が溜まるとお伝えしましたが、炎症が生じている場合、腰の関節・骨盤〜膝の筋膜・リンパ管あらゆる組織を同時に調整して散らしていきます。

そのため、単純な問題ではありませんが、お身体をしっかりと確認して対応することで確実に改善していきます。

水を注射で抜いてはいけない2つの理由

膝に水が溜まると注射で抜くことが多いです。
もしかしたら、当記事をお読みいただいているあなたも注射で抜かれていたかもしれません。

その時は、スッキリしますが、すぐに水が溜まってしまう。
これには、理由が2つあります。

・原因の解決を全くしていないため
・水が出る原因の傷ついた組織をさらに傷つけるため


原因の解決というのは、水が溜まる原因で腰や膝の関節の動きにくさを挙げました。
腰や膝の関節の動きをしっかりと出すこともせずに、水だけを注射で抜くというのはあまりに危険です。

水が溜まることが水たまりだと例えるなら、腰や膝の関節の動きにくさが蛇口の緩みだと例えられます。
つまり、水が溜まっている場所を注射で取り続けても、水たまりは一時的になくなりますが、蛇口が緩んでいる限り永遠に水たまりが出来てしまいます。

まずは、蛇口をしっかりと締めて、そこから水たまりを周りに散らして吸収してもらえるようにすることが大切です。
注射をしてはいけない理由のもう一つは、すでにある傷に傷をつけて炎症を悪化させる危険があることです。

水は、負担がかかり限界を超えて炎症を起こしている場所を冷やそうとして出てくれます。
ここで、水が溜まっているからといって、注射器でブスッと抜くと、注射器によって炎症の起きてる組織がさらに傷つき炎症が大きくなる可能性もあります。

これだけでも、注射がいかに良くないことか、根本原因の解決にならないことかが分かったかと思います。

【膝の痛み】膝の水を手で抜く|まとめ

膝に水がたまると、普通は、注射器で抜くことを考えます。

しかし、注射器で抜くことは、水が溜まる原因の炎症を増やすことになりうるし、根本原因の解決には全くなりえないとお伝えしました。
さらに、膝の水は手で抜くことができ、自然に吸収されるメカニズムを利用して改善することが安心・安全です。

根本の原因としては、膝に負担をかけてしまう腰の関節の動きにくさが一番多く、専門の技術を通してしっかりと改善できればと思います。

手術や注射をいらず、膝の水を改善し、痛みのない自由な生活を送りたい方は、どのような些細なことでもご相談いただければ嬉しいです。

ぜひ、一緒に解決して、安心して毎日を過ごしましょうね。

膝の軟骨再生

【宇都宮で膝の痛み専門】軟骨の再生方法

・軟骨はすり減るともう再生しない
・軟骨の再生にはサプリメントしかない
・軟骨をかばうためには体重をかけない方がいい

結論から言いますと、上記3つは全て間違いです。

軟骨は再生します。
そして、サプリメントは効果なく、体重はしっかりとかけることが大切です。

軟骨はすり減るともとに戻らないはウソ

軟骨は、血管・神経・リンパ管がなく、痛みを感じない組織です。
血管・神経・リンパ管がないため、再生能力がないと思われて、もとに戻らないと言われています。
しかし、これは間違いで、軟骨は再生します。

常に、破壊と再生を繰り返しており、90代でもきれいな膝関節を維持されている方も多くいらっしゃいます。

軟骨の唯一の栄養供給は滑液

軟骨が再生できるのは、栄養供給される機能が備わっているため。

まず膝の関節には、滑液という水があります。
この滑液は軟骨と繋がっており、軟骨への唯一の栄養供給を担っています。

つまり、滑液のおかげで軟骨は、栄養をもらえ修復・再生する能力があるのです。

もし、滑液が正常に分泌され続けていれば、軟骨の再生準備は整っています。
ただ、軟骨がしっかりと修復され再生されるためには、条件があります。

軟骨が再生するために必要な2つ

・関節の動きが出ること
・しっかりと体重が乗ること


関節の動きは、なんとなく大切そうな気がするかもしれません。
しっかりと体重が乗ることは、意外だと思われる方も多いのではないでしょうか?

軟骨のためには関節の動きが根本的に重要

軟骨は、血管・神経・リンパ管が通っておらず、滑液が唯一の栄養です。
滑液が正常に分泌されることが、軟骨が再生できるかのポイントとなります。

滑液は滑膜という関節を繋ぐ組織から分泌されるのですが、そもそも関節の動きが正常に出ていることが大前提です。

【軟骨が再生する流れ】
①関節の動き→②滑膜の正常化→③滑液の分泌→④軟骨への栄養

軟骨への栄養に必要な荷重

関節が正常に動き、滑膜から滑液が分泌されると、いよいよ軟骨への栄養供給がされます。

ここでもう一つ大切なことが、関節にしっかりと体重が乗ることです。
水(滑液)に囲まれたスポンジ(軟骨)は、圧迫されたり緩んだりすることで、しっかりと水を吸収できます。

もし、あまり体重をかけず、例えば寝たきりのような生活をすると、軟骨への栄養は供給されにくいです。

スポンジを想像しても、圧迫したり緩めたりを繰り返すことで、水が浸透しやすくなります。
反対に、圧迫(体重)をかけず緩まった状態では、水を吸収しにくいです。

よく、体重をかけると軟骨に負担がかかってすり減ってしまうと言われるのですが、全くの逆で、しっかりと体重を乗せることが軟骨の再生に繋がります。

軟骨が破壊される危険な2つ

軟骨を再生させるためには、関節の動き・関節への荷重の2つが必要不可欠だとお伝えしました。

しかし、関節の動き・関節への荷重が軟骨への栄養供給に繋がるのは、“正しい動き・正しい荷重”が出来ていることが大前提です。

もし、軟骨のために関節を動かして、体重を乗せてと頑張っても、“正しくない動き”では、軟骨を破壊し続ける可能性もあり危険です。

そのため、関節の動き・関節への荷重が正常かが分からない時は、無理にやらないでいつも通りの生活をしていただくことがオススメです。

関節の動きを確認して正しく荷重する方法

軟骨に栄養を供給するには、滑膜という深部の組織が正常に働き滑液を分泌することが大前提です。
この滑膜は、筋膜・筋肉・靭帯の中にある組織でとても細かい部分です。
そのため、関節の動きも細かい軌道・動きが重要になります。

数mm・数cmの動きが膝の関節を正しく動かすために必要不可欠なのです。
この技術は、医師・理学療法士から開発されたAKA(関節運動学的アプローチ)を整体に応用しているものです。

正しい関節の動きが出ることで、正しい荷重が出来てきます。
その結果、しっかりと軟骨の再生が始まってくれます。

サプリメントは効果ない

サプリメントは軟骨の再生に効果ない

サプリメントの成分は、軟骨の構成要素(プロテオグリカン・2型コラーゲン・コンドロイチン・ヒアルロン酸)でなんとも効果がありそうです。
ただ、人体の仕組みを紐解くと残念ながらサプリメントは効果ありません。

サプリメントが効果ない2つの理由

・腸で吸収されてしまうため
・運よく膝にたどり着くことはない

膝の軟骨は、血管・神経・リンパ管が乏しい組織だと医学的に分かってきています。
したがって、口からサプリメントを摂取して、膝までたどり着くことができません。
そもそも、口から胃・腸に移動した時に分解されて吸収されてしまうので、軟骨の構成要素(プロテオグリカン・2型コラーゲン・コンドロイチン・ヒアルロン酸)は膝の軟骨になることがないです。
実は、医学研究(2006年にマサチューセッツ内科外科学会によって発行された医学雑誌)でもプラセボ効果(思い込み効果)以外の効果は残念ながらないという結果がでています。

軟骨の再生方法について|まとめ

・軟骨はすり減っても再生する
・軟骨にはサプリメントが効果ない
・軟骨を再生するには体重をかける必要がある

最新の医学は進歩しております。

かつて、不可能に思われ諦められていたことも、まだまだ諦めないでいただきたいことが沢山あります。

そもそも、軟骨がすり減っても痛みを出さないということは、近年常識になりつつあり、膝の痛みの原因も究明できるようになってきました。

軟骨への不安はもちろん、膝の症状で、病院へ行ってもどこへ行っても治らなかった場合は、当院にお任せいただきたいです。

宇都宮市宝木本町にあるふたば整体院アロマは、医学に精通しており痛みを専門としております。

お気軽にご相談、お問い合わせをいただけると嬉しいです。

お客さまの声
膝の痛みが楽になった。
諦めていた足の痛みも改善してきています。
膝の痛みに対して、説明も丁寧です。

変形性膝関節症の原因は加齢・体重・筋力低下と言われたら安心してください!

 

・変形性膝関節症と言われてしまった。
・原因は、加齢と体重と筋力低下なんでしょ?
・こんなに筋トレしても治らないなら、ダメかな。
・薬と湿布で治らなければ、手術しかないのかな?

こんなあなたのお悩みを解消します。

変形性膝関節症と診断された女性のお話

(年齢:60歳 身長:158cm 体重:59kg)

この2週間を振り返ると、絶望的な気持ちになった。


2週間前に膝の痛みが強くなって病院へ受診。
年相応の変形があり、変形性膝関節症と診断される。

原因は、加齢と体重と筋力低下かなと言われた。

毎日、筋トレして体重も注意すれば治ると思いますよとアドバイスをもらい、薬と湿布を出され様子見てくださいと終了した。

それから2週間毎日かかさず筋トレをやっているし、痛みを我慢して階段を使っている。

その結果、なぜか膝の痛みが増えてしまったのだ。
以前は、朝の歩き始めの一歩目や動きだしで痛かったのだが、今は夕方になるとジンジン痛みに襲われる。


もう一生治らないんじゃないか。
私がやったことの何が悪かったんだろ。

もしかしたらあなたも、この女性と同じように変形性膝関節症と診断されて、なかなか良くならない状態にお悩みではないでしょうか。

当記事は、膝の痛みの本当の原因とその改善方法を、網羅的にお伝えします。
あなたが自由に動けて、旅行や趣味も思いっきり楽しめますように願っています。

読み終えた時には、前向きになれて希望が生まれるかと思いますので、しっかりご覧ください。

お医者さんから言われる3つの原因

膝の痛みの原因は、3つあります。
・体重
・加齢
・筋力低下
です。


膝が痛くて整形外科に受診されたあなたが、お医者さんから変形性膝関節症の痛みの原因として言われるのは、3つです。

  • 加齢
  • 体重
  • 筋力低下

変形性膝関節症の病院での治療

整形外科でのアドバイスや治療



加齢に対して → 湿布やヒアルロン注射で、維持すること

体重に対して → 歩くことを中心に、運動を適度に行うこと

筋力低下に対して → 筋トレで筋肉をつけて、膝を支えること

では、お医者さんに言われた通り、これらを実施している方はよくなるのでしょうか。

結論から言うと、あまり痛みが改善していないのですが、頑張って続けているという方が多いです。

そして、いつまで続ければ良くなるんだろう。と疑問が出てくる方もいます。

もしあなたが膝の痛みの原因を加齢・体重増加・筋力低下の3つだと思っていたら、今日から正しい原因を知って改善するよう方向転換していただければ大丈夫です。
しっかりと対応することで改善していきます。

変形性膝関節症の痛みの原因3つはウソだった

結論からいいますと、変形性膝関節症の膝の痛みと3つの原因(加齢・体重・筋力不足)はほぼ関係ないです

なぜ、加齢・体重・筋力不足が原因でないと言えるのかを1つずつ説明していきます。

加齢が膝の痛みと関係がない理由

・もういい年だから、膝の痛みも仕方ないのかな?
・お医者さんからも、年相応な変形だと言われちゃった。

年齢が膝の痛みの原因という考えは、ある種の洗脳だと思います。

医学的なメカニズムから考えても、年をとったから痛いということは言えません

実際、10歳〜30歳で膝の痛みが強い方もいれば、60歳〜80歳で膝の痛みがない方もいるのです。

加齢と変形は関係がある

加齢と変形は深い関係があります(加齢と痛みは関係ありません)。

特に、加齢に伴い、軟骨がすりへり変形が進む傾向にあります。

つまり、

加齢

軟骨がすりへる

変形する

という流れは否定できません。

しかし、変形が原因で痛みは出ません

変形と痛みの関係についてしっかりと説明した記事があるので、「変形性膝関節症でお悩みの方必見!変形と痛みは関係ない理由と新常識」をご覧下さい。
加齢と膝の痛みは関係しないと、はっきり言えます。

もう少し詳しく、加齢に伴う軟骨のすりへりと膝の痛みが関係ないのかについてお伝えします。

軟骨の変形と痛みは関係ない

しばしば、加齢と膝の痛みはセットで考えられます。

加齢と膝の痛みがセットで考えられる理由は、加齢とともに軟骨がすりへり最後は骨と骨がぶつかることが考えられるためです。

もしあなたが、このようにお考えならもったいないです。
それは、軟骨がすりへって変形しても痛みが出ないためです。

軟骨には、神経も血管もリンパ管もなにも通っていない。つまり、痛みを感じる組織はないのです。


軟骨がすりへっても痛みを感じない理由は、軟骨には神経も血管もリンパ管もなにも通っていないためです。

確かに、加齢に伴い軟骨がすりへって変形がすすんで、結果として膝が痛くなるイメージがありますよね。
しかし実際は、神経も血管もリンパ管も通っていない軟骨がすりへって、変形したところで痛みは出ません

以上から、加齢に伴って痛みが出るということは、根拠がないことが分かります。

体重が膝の痛みと関係ない理由

・体重が膝に悪いとは聞くけど、どのくらいやせればいいの?
・あんまり太ってないけど、体重を減らさなきゃいけないの?

正直、体重と膝の痛みの関係は薄いので、気にせず過ごして大丈夫です。

関係がゼロではないですが、体重は変わらなくても膝の痛みは良くなります。

実際に、私は体重を制限するためのアドバイスはしたことありませんが、膝の痛みが改善しています。

そもそもの話ですが、膝の痛みで苦しまれている方は、平均体重くらいの方も多いです。
とはいえ、体重が膝の痛みと関係がない理由を根拠をもって説明していきますね。

体重の変化であまり負担は変わらない

ここで、体重が5kg増えることを想像してみてください。
体重が5kgも増えるとすごく変わったイメージですよね。

具体例として、体重の変化と膝にかかる負担との関係を階段の降りで考えてみます。


階段の降りは、体重の約5倍の負担がかかると言われています。

普段の動作では、膝関節への負担は体重の何倍もかかり、階段の上りは4.3倍、階段の下りは4.9倍の負担がかかる。

参考1:吉田研二郎:膝関節, バイオメカニクスよりみた整形外科, 金原出版;19-26, 1988.




階段の降り(体重の5倍)
60kg300kg
55kg275kg
体重の増減による階段の降りでの負荷量

体重60kgの方が、階段を降りると、体重の5倍の300kgの負担がかかります。
頑張って、5kg減らして55kgになると、275kgになります。

では、階段が10段あるとします。

すると、
60kgの体重→300kg×10回の負担
55kgの体重→275kg×10回の負担

意外と微々たる差です。
頑張って5kgも減らしたわりには、負担はわずか9%の変化です。
実際に、体重を減らすよりも、激的に負担が減る方法があるので、次に説明しますね。

体重よりも負担の分散が大切

体重を数kg減らすよりずっと大事なことが1つあります。

それは、膝関節以外の関節で負担を分散することです。


例えば階段の降りでは、膝の曲げ伸ばしと同時に股関節の曲げ伸ばしと足関節の曲げ伸ばしがおこります。


体重が60kgであれば階段の降りで体重の5倍の負担。
つまり、300kgもの負担がかかると先ほどお伝えしました。

股関節と足関節の動きが悪いと、膝関節だけに300kgの負担がかかります。

もし股関節と足関節がしっかりと動けば、300kgの負担が股関節・足関節・膝関節にそれぞれ100kgずつが分散されて負担は激減します。


例えば、あなたがスーパーへ買い物に行ったときを想像してください。

買うものが多く、買い物袋パンパンに3袋分も買ってしまっていました。
1人で持ち帰るのはとても負担が大きいですよね。
もし、あなたがご家族3人で買い物にきていたらどうでしょうか。
パンパンの買い物袋が3袋あっても、1人1袋ずつ持つことで負担は1/3に激減します。

この買い物と同じで、なんとか5kgやせたけど膝の負担が300kgから275kgにしか減らないことを考えると、まず膝の関節のまわりの関節(股関節・足関節)が動くようにして300kgから100kgへの分散を目指すべきです。


膝関節のまわり関節は、股関節や足関節がまず大切です。

さらに胴体部分の骨盤や背骨や肋骨の関節の動きをしっかりと出すことが全身での分散につながります。

膝関節まわりの関節がしっかりと動けば筋肉・筋膜の柔軟性や収縮力が高まり、身体全体で改善していきます。

筋力低下と膝の痛みが関係ない理由

・膝の痛みも筋力が弱くなったせいだと思うの。
・やっぱり筋トレしないと痛みは治らないんでしょ?

多くのお客様からいただく心配事です。

結論から言いますと、筋力と痛みとは全く関係ないです。

膝まわりの筋力が弱くても膝の痛みが出るとは限りません


なぜなら、赤ちゃんは筋力が弱いですが、全く膝の痛みは出ないためです。

赤ちゃんの話をされても納得できない感じもするので、医学的な研究をお伝えしていきます。
では、一般的な筋力の弱さと膝の痛みの因果関係を挙げてから医学的な観点で見ていきますね。

筋力と膝の負担への一般的なイメージ

膝の痛みの原因は、ももの前面の筋力(大腿四頭筋)が弱いためと言われます。
筋力が弱いことと膝の痛みが出ることとの因果関係は以下のようなイメージです。


ももの前面の筋力(大腿四頭筋)が弱い

膝への負担が増える

膝の痛みが増える

当記事をお読みいただいているあなたも、筋力が弱いとしっかりと支えられなくて負担が大きくなるのではないかというイメージではないでしょうか。

実際は、筋肉が弱い方が膝の負担が少ないことが医学研究で分かってきています(参考2:黒川,高橋,鶴見,2001,下肢関節疾患の理学療法,三輪書店)。

次に、筋力と負担との関係について説明します。

医学的に見る筋力と膝の負担の関係

古い考え    : 筋力が弱い  →  膝の負担が大きい

新しい考え : 筋力が強い  →  膝の負担が大きい

医学的には、筋力が弱くても膝の負担が増えないことが報告されています。

反対に、筋力が強くなっても膝の負担が減ることはないと報告されています。
むしろ、筋力が強くなることで耐えられる分、膝への負担が大きくなると言われます。

最新の医学で、筋力が増えても膝の負担は減らずに、反対に負担が増える可能性もあると言われているのは驚きますね。

ももの前面の筋力(大腿四頭筋)が弱い→膝への負担が増えるということは医学的な研究から否定されている。

参考3:Quadriceps strength is not related to gait impact loading in knee osteoarthritis.
Michael A. Hunt, et al The Knee 17 (2010) 296–302

ももの前面(大腿四頭筋)の筋力トレーニングを12週間行い、膝にかかる負担(内外モーメント)を調べたが、負担の軽減は見られなかった。

参考4:Does Knee Malalignment Mediate the Effects of Quadriceps Strengthening on Knee Adduction Moment, Pain, and Function in Medial Knee Osteoarthritis? A Randomized Controlled Trial Boon-Whatt Lim, et al, Arthritis & Rheumatism Vol. 59, No. 7, July 15, 2008, pp 943–951

たしかに、筋力と痛みが関係しそうな気がするのもわかります。

病院でも、知人からも、家族からも、痛みがあるといえば、筋力が弱ってるからなんじゃないの?といわれてしまうので仕方ないのかなあと思います。

しかし、実際は筋力と痛みは関係がうすいので、「筋肉がないから痛いんだ。」とか「筋力を鍛え続けないとダメかな」と思っている方には朗報ですね。

膝の痛みから根本原因を見つける

膝の痛みの原因は、加齢・体重・筋力低下のどれでもないとお伝えしました。

では、膝の原因ってなんなのか?
膝の痛みでつらい思いをされているあなたも、早く原因を究明して改善したいと願っていることと思います。

この後、しっかりと原因を説明していきますが、実は、大きく2つの原因に分かれています。
その2つの原因は、結果として出た痛みの特徴も異なるため、順番に説明しますね。

膝の痛みは大きく2種類

膝の痛みの原因をハッキリされるためには、どのような痛みが出ているのかを把握することが大切です。

膝の痛みは、関連痛患部痛という2種類の痛みに分けられます。
では、次に関連痛患部痛の特徴を説明していきますね。

関連痛の特徴

関連痛とは、原因とは離れた場所で痛みを感じると言われます。
医学的には、以下のように定義されています。

病巣の周囲や病巣から離れた場所に発生する痛みを関連痛と呼ぶ

参考5:日本緩和医療学会,(2010),がん疼痛の薬物療法に関するガイドライン,2章

痛みの源となっている場所とは異なる場所が痛いと感じる現象=関連痛

参考6:丸山一男,(2014),痛みの考え方,南江堂出版

ここで分かりやすい関連痛の具体的な特徴をお伝えします。

ピンポイントで分からない

膝のどこが痛いのかを聞くと、ピンポイントで「ここが痛い!」と指をさせないことが多いです。

なんとなく「うーん、この辺かなあ」と大まかな答えになってしまいます。

膝の痛みの部位に炎症がない

膝の痛い部位に、腫れ・熱・押すと痛い・赤いという4つの炎症状態がないことが大きな特徴です。

特に、4つの炎症状態の中でも、膝の痛い部位を押しても痛いという状態がなければ関連痛を疑えます。

膝以外の部位に痛みがある

膝も痛いが腰のまわりも痛いなど、膝の他にも痛みの部位がいくつかあることが多いです。
特に、痛みが腰に移動したり膝に移動したり、あちこちに移動する場合も関連痛の特徴です。

患部痛の特徴

患部痛は、とても分かりやすい痛み方です。
すり傷や切り傷は、その傷ついた場所が痛いですよね。
膝も、なんらかの原因で膝の組織が傷つき、傷ついていた部位が痛いことです。

分かりやすい患部痛の具体的な特徴をお伝えします。

ピンポイントで分かる

膝のどこが痛いのかを聞くと、ピンポイントで「ここが痛い!」と指をさして分かることが多いです。

膝の痛みを感じる部位に炎症がある

膝の痛みを感じる部位に、腫れ・熱・押すと痛い・赤いという4つの症状が、炎症の特徴です。

特に、痛みの部位を押すと痛みが増えて感じるということが炎症の大きな特徴です。

炎症があると痛みを増やすので、はっきりと痛みの部位が分かることが多いです。

ここまでの関連痛と患部痛との特徴を表にまとめます。

     特徴
 関連痛 ・ピンポイントで分からない
・膝の痛みの部位に炎症がない
・膝以外の部位に痛みがある
 患部痛 ・ピンポイントで分かる
・膝の痛みの部位に炎症がある
関連痛と患部痛の特徴

膝の痛みには関連痛と患部痛の2つの痛みがあることが分かりました。

あなたの痛みはどちらでしょうか?

実は、関連痛と患部痛がはっきりしていることもあれば、混在していることもあり、難しい時もあります。

分かりにくい時は、私たちプロに確認をお任せください。
次は、関連痛と患部痛が出てしまう原因について、それぞれお伝えします。

関連痛と患部痛の原因

膝の痛みは、関連痛と患部痛という2つの痛みがあり、特徴が全く違いました。
関連痛と患部痛の原因もそれぞれありますので、説明していきます。

関連痛の原因

膝の痛みが関連痛の場合は、どこが原因のことが多いのでしょうか?

結論からいうと、原因で多いのは骨盤です。
骨盤の中でも特に腰仙関節という関節の動きにくさが原因になります。


関連痛とは、体性神経も自律神経も関係なく痛みが走ることをいいます。
なぜ腰仙関節の動きにくさが原因だと分かるのかといいますと、腰仙関節の動きが正しくなると、その後から膝の痛みが改善するからです。

骨盤の次に、膝への関連痛をおこしやすい部位は腰椎椎間関節(第1〜5腰椎の関節)です。

もし、腰椎椎間関節の動きを正しくした結果、膝の痛みが改善すれば、膝の痛みの原因は腰椎椎間関節の動きにくさだったと考えられます。

まさか、腰や骨盤といった、膝から離れた部位からの関連痛あったとは、驚きかもしれません。

患部痛の原因

患部痛は、膝のまわりの組織が炎症をおこして痛みを増やしていることが多いです。

膝のまわりの2つの組織が炎症をおこして患部痛を増やしやすいです。

まず、2つの組織がなにかをお伝えして、その後2つの組織がなぜ炎症をおこしてしまうのか、そしてなぜ炎症すると患部痛が増えるのかを説明していきます。

2つの組織が患部痛に関係

膝のまわりの組織で炎症を起こして患部痛を増やす部位は、2つあります。

・関節上嚢
・関節下脂肪体

膝のまわりには痛みや違和感を感じさせる組織があります。

多くの組織の中で、関節上嚢・関節下脂肪体の2つが強い痛みを感じさせます
(図をはる:レベル4)

上の図では痛みの感覚センサーがいずれもレベル4(激しい疼痛)です。
さらに、炎症がおこると痛みセンサーを倍増させるため、どうしようもない痛みに襲われることも多い部位なのです。

2つの組織が炎症をおこすのには理由がある

関節上嚢と関節下脂肪体が炎症を起こしやすいのには、2つ理由があります。

・負担が大きく痛みを感じやすい組織なため
・膝以外の関節でうまく分散が出来ないため

この2つの影響のために、炎症が生じて強い痛みとして感じやすいのです。
では、2つの共通点を順番に説明します。

負担が大きく痛みを感じやすい組織なため

関節上嚢と関節下脂肪体はどちらも、痛みを感じやすい組織です。
膝の周りには沢山の組織がありますが、トップ2で痛みを感じると報告されています。

参考6Dy:

また、関節上嚢と関節下脂肪体どちらも、大腿四頭筋という太ももの前面の筋肉の下に付着しています。
大腿四頭筋の負担が大きすぎると、その下に付着している関節上嚢と関節下脂肪体が炎症を起こしてしまうのです。

とても大きくて強い筋肉の大腿四頭筋は負担に耐えられますが、その下の関節上嚢と関節下脂肪体が負担に耐えられなくて炎症をおこしてしまいます。

膝の曲げ伸ばしで働く大腿四頭筋は、生活での負担が大きくなりやすい部位だといえます。
生活の中では、膝の曲げ伸ばしの動き(歩き・立ち座り・階段など)がとても多いです。

関節上嚢と関節下脂肪体は、痛みを感じやすくて負担もかかりやすい組織だと分かりました。

この特徴に合わせて次の2つ目の理由が、元凶とも言えます。

膝以外の関節でうまく分散が出来ないため

関節上嚢と関節下脂肪体が痛みを感じやすくて負担もかかりやすい組織でも、うまく分散して負担を減らせることが出来れば炎症は生じにくくなります

特に、膝とセットで動く骨盤周りと足の関節がポイントになります。

膝関節は、曲げ伸ばししかできません。
骨盤周りと足周りは、どんな方向にも動ける構造上です。

この骨盤周りと足周りの関節が動きにくくなると、膝の負担が大きくなって耐えられなくなるのです。

結果として耐えられなくなり、炎症になってしまうことが怖いですね。

炎症が患部痛を増やすメカニズム

ここまでお読みいただいたあなたは、そもそも炎症と痛みはどのような関係なの?という疑問を感じたかもしれないので、とても簡単に説明します。

痛みと炎症は仲が良く、まるで兄弟のような関係です。

痛みと炎症の関係

ブラジキニンという発痛物質が出ることで「痛み」を感じます。

また、「炎症」が生じるとプロスタグランジンという物質が出ます。

炎症によって出るプロスタグランジンは、痛みを伝えるブラジキニンを増やして大きくする働きがあります。

補足ですが、プロスタグランジンだけでは痛みを感じませんが、すでに痛みが出ている場合に強めるという働きがあるのです。

つまり、炎症が強ければ強いほど、すでに出ている発痛物質を増やしてしまい、結果として強い痛みに繋がってしまうのです。


まとめますと、炎症が強ければ強いほど、痛みを増大させてしまう。
反対に炎症がなくなると、痛みはガクンと軽減されることが多いです。

患部痛は、関節上嚢と関節下脂肪体の2つが痛みも感じやすい組織で、かつ炎症もおこしやすいとお伝えしました。

炎症がおこることで痛みを増大させてしまうため、関節上嚢と関節下脂肪体の炎症をおこす原因から改善することが、根本的な解決となります。

膝の痛みの根本原因

膝の痛みは、関連痛と患部痛の2種類あるのが分かったけど、その根本原因を教えてよ。そして、早く楽にしてちょうだい。

膝の痛みは2種類、関連痛と患部痛がありました。
この関連痛と患部痛の原因を見ると、その根本の原因が出てきます。

膝の変形までの流れ

根本の原因


患部痛or関連痛


痛みをかばって動きにくさが出る


変形する

医学的な情報や変形性膝関節症の方を見てきて、上記の流れが自然だと考えられます。

この流れは、根本の原因が改善すれば、痛みも楽になって変形も予防できるという嬉しい希望が持てますね。

骨盤がたった1つの元凶だった

根本の原因は、骨盤(腰仙関節)です。

理由は、関連痛と患部痛ともに、骨盤(腰仙関節)からの影響が大きいためです。

関連痛は先ほど説明した通り、骨盤(腰仙関節)の動きがよくなると同時に膝の痛みが改善することが多いためです。
これは、関節内運動学の分野からも分かってきており、痛みの元凶といって過言ではありません。

患部痛は、大腿四頭筋に負担がかかり過ぎて、耐えられなくなった膝周りの組織が炎症おこすことだと説明しました。
実は、この元凶も骨盤(腰仙関節)なのですが、理由は2つです。

・骨盤(腰仙関節)の動きが悪いと、大腿四頭筋の硬さが出るため。
・骨盤(腰仙関節)と足の動きが悪いと、間に挟まれた膝の負担が増えてしまうため。

骨盤と大腿四頭筋の関係


大腿四頭筋の柔軟性の検査は、触診膝を曲げることです。

触診 : 直接触ることで確認します。

膝を曲げること : 他者が膝を曲げてどのくらい曲がるかを確認します。



実は、骨盤(腰仙関節)の動きを良くすると、触診で大腿四頭筋の硬さも膝の曲がる角度も変化します

つまり、骨盤(腰仙関節)の動き1つで、大腿四頭筋の負担に耐えられる度合いが変わってしまうのです。

もちろん、膝を挟むもう片側の足関節もとても大切です。
そのため、施術の場面では、足関節もしっかりと動きを整えます

ただ、膝の負担への影響度合いは骨盤がダントツなため、足関節のお話は割愛したいと思います。

膝の痛みが改善する順番

①骨盤(腰仙関節)の動きを良くする


②大腿四頭筋の硬さが改善する


③膝の負担がなくなり、患部痛も関連痛もなくなる


④膝の痛みが楽になる


⑤痛みをかばう必要がなくなる


⑥動きやすくなり良い身体の使い方ができる


⑦骨が変形する必要がなくなる


⑧自由に動けるため旅行や趣味を楽しめる

このような流れで、変形性膝関節症の症状が改善します。

骨盤(腰仙関節)への施術が、根本の原因を解決することに繋がるため、今まで加齢・体重・筋力低下のせいだと諦めていた方はまだ間に合うことが分かりましたね。

骨盤へのアプローチはふたば整体院アロマへ

骨盤(腰仙関節)の動きを良くすることが、根本の原因を解決することだとお伝えしました。

骨盤(腰仙関節)は、一人一人、動く道(軌道)が違います。

その動く道から脱線してしまう、つまり動きが悪くなる理由は様々ですが、しっかりと動かして良い状態に戻せるのが特徴です。

骨盤(腰仙関節)の動きを正しく動かすためには、医学的な技術として作られたAKA(関節運動学的アプローチ)という技術が安全で効果も圧倒的です。

ふたば整体院アロマでもAKAの技術を利用しますが、変形性膝関節症の方からはとても喜ばれます。

あなたが膝の痛みを根本から改善したいというのであれば、是非ふたば整体院アロマにいらしていただければ幸いです。

当院の知識と技術を全力で活用して、対応させていただきます。
あなたのお力になれることを確信してお待ちしております。

まとめ

当記事を最後までお読みいただきありがとうございました。

・お医者さんには、膝の痛みの原因を加齢・体重・筋力低下と言われる。

・医学的には、加齢・体重・筋力低下が膝の痛みの原因という根拠はない。

・膝の痛みの根本の原因は、骨盤(腰仙関節)の動きにくさ(軌道の問題)。

・骨盤(腰仙関節)の問題は、AKAという技術を使うとしっかりと改善できる。

変形性膝関節症と言われてもまだまだ間に合うということをお伝えしたいです。

手術が必要だと言われても、必要のない手術が多数行われている現状では、回避することも出来ると希望を持ってほしいです。


痛みの根本の原因を改善するという点では、お任せいただければ幸いです。

膝の症状をしっかりと診て欲しいという場合は、宇都宮市宝木本町のふたば整体院アロマへいらしてください。

あなたが膝の痛みから解放されて自由な毎日を送れますよう、お待ちしています。