【宇都宮で足底腱膜炎専門】かかとが痛い|朝の一歩目が痛い原因と改善方法
足底腱膜炎というと、スポーツをしている人に多いイメージはないでしょうか?
確かに、ジャンプ動作やランニングでの負担で、足底腱膜炎になる方が多いです。
しかし、デスクワークで運動の習慣がないにも関わらず、毎朝の一歩目でかかとが痛いことも多いです。
当記事は、ランニングなどの負担がかかりそうな運動はしていないけど、足のうらが痛くて、特に朝の一歩目が辛いというあなたに向けてお伝えします。
こんな症状でつらい状態を改善します
・痛みが出て1ヵ月以上続いている
・朝や動きだしの一歩がすごく痛い
・足のうら(土踏まずやカカト)が痛い
・湿布は貼っているけど良くならない
・立ち仕事もあるけどデスクワーク中心
・スポーツやランニングは特にしていない
当記事では、足底腱膜炎の原因から改善方法まで網羅的にお伝えしていきますね。
痛みが長く続いていても、しっかりと対応することで改善していきますので安心して読み進めてください。
足底腱膜炎ってなに?
まず、足底腱膜炎とは、どのような状態でどのような症状が出るのかについてお伝えします。
足底腱膜炎はどのような状態なのか
ざっくりと説明しますと、足底腱膜炎とは足のうらが痛いことです。
足のうらに、足底腱膜という組織があります。
この足底腱膜が何らかの原因で炎症を起こし、痛みを出してしまった状態のことを、足底腱膜炎といいます。
おそらく当記事をご覧のあなたは、病院行っても、湿布貼っても、ストレッチしても、電気治療しても、長いあいだ様子みても、なかなか痛みがなくならないという状態。
もう、どうすれば良いのか分からないという状態かもしれません。
足底腱膜炎はどのような症状か
正直、足底腱膜炎と聞くけどよく分からないんだよな?
オレの症状は、本当に足底腱膜炎なのかな。
足底腱膜炎の状態と言われてもよく分からない。
実際に、どのような症状が出るのが足底腱膜炎なのかという疑問がありますよね。
足底腱膜炎で多い症状は3つです。
足底腱膜炎で多い3つの症状
・朝起きて一歩目にカカトを着く時が痛くて、しばらくすると落ち着く
・立ち話をすると足の裏が痛くて立つことが辛く、座って休むと落ち着く
・台所仕事など立ち仕事続けていると、カカトの痛みで、座らずにはいられなくなる
以上3つの中でも、“朝起きて1歩目にカカトを着く時の痛み”が、足底腱膜炎の代表的な特徴といえます。
足の構造を徹底解説
いきなり足底腱膜について、話し始めてしまいましたが、医学の解剖学的に、足底腱膜に関係する足の構造について、出来るだけ分かりやすく説明しておきます。
足の骨は27個もある
足の骨は、片足27個から出来ています。
まず、私は「片足だけで27個の骨があるの!?」と驚いたことがあります。
これを細かく分けると、8個の足根骨・5個の中足骨・14個の趾節骨からなります。
足の3つのアーチが負担の分散をしてくれる
二足歩行を行う人間は、歩くときに足だけをつきます。
当たり前の話で申し訳ありません。
つまり、足は全体重の衝撃を吸収する重要な部位です。
特に、足の柔軟性や強固性が、身体全体への負担に大きく関係します。
私たち人間には、大きな衝撃を吸収するために、足は3つのアーチという、柔軟にも強固にもなれる機能が備わっています。
3つのアーチ
・内側縦アーチ
・外側縦アーチ
・横アーチ
例えば、
「オレは、扁平足なんだけど」
「わたしなんて、アーチが高いから靴が合わないのよ」
こんな会話をされたことがある方も、多いのではないでしょうか。
扁平足かどうかは、アーチの中でも内側縦アーチが低いか高いかの違いなのです。
足の筋肉・腱は多数存在
足うらには、多数の筋肉・腱が存在します。
足うらの筋肉・腱は多いため図を載せました。
始めて見る方は、細かくは覚えられないほど多いですよね。
これらの筋肉が、動きの中で無意識に働き続けてくれています。
足うらの筋肉を覆っているのが足底筋膜
足の筋肉を覆っているのが、足底筋膜です。
足底筋膜は浅層と深層の2層に分かれます。
足底筋膜の一部を足底腱膜といいますが、幅は1cm程度で、厚さは2mm弱の強い縦走繊維からなります。
この足底腱膜は、足の組織でいうと、非常に強くてしっかりした組織というイメージで間違いないです。
足底腱膜炎に対する病院での対応
病院で、足底腱膜炎の診断がついても、なぜ朝起きて一歩目が痛いのかという原因がはっきりしないことが多いです。
原因がはっきりしないと、症状は改善せずに長引いてしまいます。
つまり、足底腱膜炎が改善するためには、原因が分かることが大切です。
なぜ、病院では原因が分からないのかについて、説明していきます。
病院では原因は分からないと言われる理由
病院に受診するときの症状
・朝起きて一歩目にカカトを着く時が痛くて、しばらくすると落ち着く
・立ち話をすると足の裏が痛くて立つことが辛く、座って休むと落ち着く
・台所仕事など立ち仕事続けていると、カカトの痛みで、座らずにはいられなくなる
このような症状があると、病院に行く方もいれば、ごまかしながら生活をする方もいるかと思います。
残念なことに、病院へ行っても、足のうらが痛くなっている原因は分からないと言われることが多いです。
なぜ原因が分からないと言われるのかは、病院での行う検査の中心がレントゲンだからです。
病院に行くと、まずレントゲンを取りますが、足底腱膜炎はレントゲン上の問題がないことがほとんどです。
検査では原因が分からなくても、だいたいが足のうらが痛ければ「足底腱膜炎」と診断名がつきます。
たまに正直なお医者さんからは、レントゲンでは問題ないため何も問題ないですと言われて診察が終了してしまうことがあります。
「いやいや、こんな痛いのに問題ない!ってそんなわけないでしょ!!」
と怒りを感じる方もいるほどです。
あくまで、病院での問題ない!というのは、レントゲンという検査においてのみ問題ない!ということです。
レントゲン検査で分かるのは3つのことだけ
レントゲン検査では、何が分かるのかを次に説明します。
レントゲン検査では大きく3つのことが分かります。
レントゲン検査で分かる3つのこと
・骨折
・脱臼
・悪性腫瘍
この3つだけが正確に分かります。
それ以外の関節の動き、筋膜、靭帯・腱・関節包の状態は、はっきりと分かりません。
つまり、このレントゲンで問題ないと言われたら、レントゲンに写らない関節の動き・筋膜・靭帯・腱・関節包の状態が痛みに、大きく関係している可能性が高いと考える事もできます。
お医者さんから言われる足底腱膜炎の原因3つ
レントゲンの検査で問題がなくても、多くのお医者さんはなんとか足底腱膜炎の原因を説明しようとしてくれます。
お医者さんからよく言われる足底腱膜炎の原因は3つあります。
病院で言われる足底腱膜炎の原因3つ
・スポーツでの負担
・立ち仕事での負担
・加齢による負担
スポーツでの負担が原因
特に、ジャンプ動作やランニング動作では足に負担がかかります。
ジャンプやランニングでの繰り返される動作で、足のうらを使い過ぎることが足底腱膜炎の原因と言われます。
立ち仕事での負担が原因
立ち仕事では常に、足のうらに体重が乗っている状態です。
さらに、立ち仕事に加えて重労働であれば負担が増えてしまいます。
この足のうらに負担がかかり過ぎて足底腱膜炎になるという考えは、スポーツでの負担が原因という考え方と同じ考え方ですね。
加齢による負担が原因
病院ではしばしば加齢が関係していると言われることがあります。
年を取ると、筋肉や腱が硬くなり負担に耐えにくくなるため、若い人と同じくらいの負担にも耐えられないと言われます。
お医者さんからの具体的な説明として、足のうらの筋肉・腱の硬くなった部位がなんらかの負担に耐えられずに傷つき炎症を起こしてしまうと言われます。
結論を先に言うと、この3つは、全く足底腱膜炎の原因とは言えません。
正確には、足底腱膜炎の原因とは言えないですが、一つの要素として関係しているとは言えます。
その理由は、原因と言われる3つのものを変えても、症状が改善しないことが多いためです。
そもそも、原因と言うためには即効性のある変化が必要です。
症状の原因と確定するためには
例えば、炎症が原因で痛みが強く出ているのであれば、薬(消炎鎮痛剤)を飲むことで痛みが軽減します。
この痛みが軽減した分が、炎症による痛みの増悪と考えることができます。
つまり、何かの治療やアプローチをして変化が出てはじめて、原因と結果の関係が見えてくるのです。
話を戻しますが、お医者さんからよく言われる足底腱膜炎の原因3つは、即効性のある変化がでないことが多いため原因とは言えないのです。
病院で言われる3つの原因に共通すること
足底腱膜炎の原因としてスポーツ・立ち仕事・加齢の3つによる負担と言われることが多いと説明しました。
どれも共通していることは、足のうらに負担がかかるということです。
もし、足のうらに負担がかかることが原因で足底腱膜炎になるとしたら、スポーツ・立ち仕事・加齢が怖くて出来なくなるかもしれません。
ここで一つ否定したいことが、スポーツ・立ち仕事・加齢が足底腱膜炎の原因とは言えないということです。
お医者さんからスポーツ・立ち仕事・加齢と言われた方でも、本当の原因を改善すると、スポーツ・立ち仕事・加齢を続けても症状は改善します。
この本当の原因がなにかということは、一番重要なことなので後でしっかりと説明します。
その前に、お医者さんによる一般的な治療について説明していきます。
足底腱膜炎に対する病院での治療
足底腱膜炎に対する病院で、お医者さんから言われる一般的な治療法は、3つのことが言われます。
お医者さんが行う3つの治療法
・薬・湿布・注射※
・電気治療・マッサージ
・足のストレッチ・運動・インソール
薬・湿布・注射
炎症のところに、薬・湿布・注射を行い痛みを和らげると言われます。
足底腱膜炎というのは、その名前のとおり足のうら(足底)にある腱のつながり(腱膜)が炎症をおこす(炎)ことです。
炎症をおこすと痛みが何倍にも増えますので、薬・湿布・注射で炎症を治めれば治るという理屈でしょう。
しかし、炎症をおこしている根本の原因が全く改善していなければ、また炎症をおこしてを繰り返すイタチごっこのようになります。
電気治療・マッサージ
足のうらが硬くて負担がかかる部位に、電気治療やマッサージで柔らかくします。
足のうらに柔軟性を出すことで負担を軽減させると言われます。
しかし、炎症と同様で、もし足のうらに負担かかってしまう原因がほかにあれば、足のうらに負担がかかってしまう原因を改善しなければ、電気治療やマッサージをしてもイタチごっこになります。
ストレッチ・インソール・足の運動
ストレッチ・インソールで足のうらのアーチを調整して、負担を軽減させましょうと言われます。
また、セルフエクササイズとして、タオルを足の指でたぐり寄せる運動(タオルギャザーといわれる)として筋肉をつけるよう目指します。
以上挙げた3つの項目は、病院でお医者さんから言われる基本的な治療です。
これらのストレッチ・インソール・足の運動・薬・湿布・注射・電気治療・マッサージによって、症状の緩和を目指します。
足底腱膜炎と言われたあなたが、これらの方法で良くなればいいのですが、実際は、なかなか良くならないことも多いです。
もしかしたら、当記事をお読みのあなたも、色々とやったけど、やっぱり足のうらが痛いという状態かもしれません。
お医者さんから言われて色々やってきたけど、良くならないという方を私はたくさんみてきました。
もし、あなたが「こんなんじゃ良くならなかったよ」と思いながら読み進めていても、安心して頂いて大丈夫です。
良くならなかったのには、理由があります。
次は、足のうらの痛みがなかなか良くならない2つの理由について説明します。
そして、足底腱膜炎の本当の原因や改善方法も順番に、お伝えしますね。
足底腱膜炎は本当に炎症なのか
薬飲んだり、
湿布貼ったり、
電気や温めたり、
ストレッチしたり、
インソールを作ったり、
マッサージしてもらったり、
タオルをたぐり寄せる運動もしたり、
色んなことをしたけどなかなか変わらない。
お医者さんからの治療でなかなか良くならないと、もうどうすればいいのか分からず諦めそうになるかもしれません。
なぜ良くならないかは、足底腱膜炎に関して間違えた認識があるからです。
間違えた認識とは、足底腱膜炎は炎症で痛いわけではないのに、炎症がおきていると思われていることです。
名前の通り、足底腱膜が炎症していることを足底腱膜炎と診断されるはずなのですが、実際は、炎症が起きていないことが多いのです。
痛みを増悪させる炎症の特徴3つ
もし、本当に炎症がおきていれば3つの特徴が出ます。
反対に、炎症の3つの特徴に当てはまらなければ、炎症ではないという目安になります。
あなたも、以下の3つの特徴にご自身の症状が当てはまるか、確認してみて下さい。
炎症の特徴1 : 炎症所見の4つが確認出来る
炎症があるときは、4つの症状で確認ができます。
炎症の特徴4つ
・発赤(赤くなる)
・熱感(熱くなる)
・腫脹(はれる)
・疼痛(痛みがでる)
生体に、これらの異常が生じると発赤 (ほっせき:redness)、熱感 (heat)、腫脹 (swelling)、疼痛 (pain) を特徴とする徴候が生じる。これを炎症の4徴候(ケルススの4徴候)と呼ぶ。
Wikipediaより
発赤・熱感・腫脹・疼痛の4つは、全部が揃って炎症といえます。
例えば、腫脹と言われる、いわゆる腫れが生じても、炎症とは無関係のことも多いです。
足底腱膜炎の場合は、足の裏にこれら4つ症状があるかを確認します。
炎症の特徴2 : 薬・湿布・注射で痛みが軽減する
もし炎症で強い痛みが出ていたら、薬・湿布・注射が効果あります。
反対に、薬・湿布・注射が効果なければ、炎症ではないと考えられます。
これは、薬・湿布・注射という治療法が、炎症に効果があるために使える検査ともいえます。
あなたが薬・湿布・注射で効果なければ、炎症以外に痛みの原因があると考えられるのでしっかりと対応しましょう。
炎症の特徴3 : 夕方にかけて痛みが増える
炎症がおこっているということは、どこかに傷があるということです。
もし、足うらに炎症をおこして傷がついていれば、負担がかかればかかるほど炎症は悪化して痛みに繋がります。
そのため、朝から昼、さらに夕方にかけては足うらに負担がかかるので、炎症があれば悪化して痛みが増えるのです。
夕方にかけてだけではなく、たくさん歩いたり立ち続けたりしても足うらに負担がかかると炎症が悪化して痛みが増えてしまいます。
足底腱膜炎は炎症ではない
実際に、足底腱膜炎と診断された多くの方は、朝起きて一歩目が一番痛いことが多いです。
そして動き出せば痛くなくなり、動けば動くほど痛みが増えるということもなさそうです。
まず、この状態だけで、本当に炎症かどうか疑わしいです。
これに加えて、薬・湿布・注射によって痛みが変わらないのであれば、やはり炎症ではなさそうです。
ここで足底腱膜炎といわれて長引く痛みにお悩みのあなたは、炎症じゃないことは分かったけど原因はなんなの?と疑問が出ているかと思います。
足底腱膜炎で長引くあなたの、本当の原因を次にお伝えします。
足底腱膜炎で足うらが痛い根本の原因
痛みの原因が炎症であれば薬・湿布・注射が効果あると説明しました。
同様に、痛みの原因が筋肉の硬さであれば、マッサージや電気治療で良くなります。
マッサージや電気治療などの筋肉を柔らかくするような対応で楽になることもありますが、楽になるのはその日だけのことが多いです。
また翌朝になると痛みが出るということは、筋肉の硬さが関係あるけど根本の原因は別にあるということになります。
では、痛みの根本の原因は何かを説明していきます。
足の関節の動きにくさが根本の原因
結論ですが、足底腱膜炎と言われる足うらの痛みの根本の原因は、足の関節の動きにくさです。
足の関節の動きにくさが出てから、朝起きた一歩目で激痛を感じるまでの流れを大雑把にお伝えします。
足うらの痛みの根本原因
足の関節の動きにくさ
↓
足の関節についている足うらの筋肉が硬くなる
↓
足うらに痛みが出る
↓
足うらの痛みから守るようにさらに筋肉が硬くなる
↓
足うらの痛みが悪化して朝おきた一歩目で激痛
筋肉だけを緩めても、根本の関節の動きを良くしなければ、一時的でなかなか良くならないのです。
単純に、痛みの原因が分かればその原因が改善すると痛みはよくなります。
関節の動きが悪いことが改善されれば痛みからは解放されるので、ここで詳しく説明します。
根本の原因には小さい関節の動きがポイント
足底腱膜炎で足のうらが痛い場合は、足の関節の動きが悪いことが根本の原因と言えます。
少し難しいのが、足の関節の動きといっても、自身で動かせるような足首の大きな動きが根本の原因ではありません。
つまり、足首をぐるぐる大きく回す動きが、根本の動きではないということです。
小可動関節と大可動関節の関係から痛みが出る流れ
最初に、足の骨は、片足だけで27個あるとお伝えしました。
この27個の骨は、それぞれが関節をなしていて、小さい可動範囲で動きます。
この小さい可動範囲の関節の動き(以下、小可動関節といいます)が悪くなることが根本の原因です。
先ほどの足首をぐるぐる大きく回すような動き(以下、大可動関節といいます)は、小可動関節が動いていることが前提に必要です。
大可動関節と小可動関節の違いとして特徴的なことがあります。
| 特徴 | 根本の原因 |
大可動関節 | 意識的に動かせる | × |
小可動関節 | 意識的に動かせない | ◯ |
根本の原因は小可動関節
意識的に動かせない小可動関節は、例えば、歩き・立ち座りなどの動きの中で無意識に動いてくれる関節です。
実は、この小可動関節の動きが円滑でなければ、大可動関節が円滑に動けず、最後は負担も増えて痛みや動きにくさにつながります。
小可動関節の問題から痛みまでの流れ
小可動関節の動きにくさ
↓
大可動関節の動きにくさ
↓
足うらの筋肉の硬さが増える
↓
足うらの痛みが増える
小可動関節は全員で分散できることが大切
足の27個の骨から成る小可動関節が、いかに分散して働けるかが大切なことです。
分散できることの重要性
例えば、あなたの職場にあなたを含めて27人の社員がいるとします。
そして、職場に27人分の仕事があります。
もし、27人のうち25人が働けなくなって休んでしまうと、残された2人が27人分を頑張って働くことになります。
その結果、どうなるでしょう。
おそらく、この2人は負担がかかりすぎて、疲れきって寝込んでしまう可能性があります。
これを足で言うと、27個の骨の関節が全員で働ければ負担が分散されて問題ありません。
しかし、25個の骨の関節が動けない。
その結果、2個の骨の関節が27個の骨の関節分、頑張るしかなくなります。
もちろん、この2個は耐えられなく、炎症おこしたり、周りの筋肉がガチガチに硬くなったり、強い痛みがでたりします。
解決策はただ1つ。
働けない25個の骨の関節を、まず働けるようにすることが根本的な改善です。
足の関節の動き(小可動関節)が悪いことが根本の原因なのです。
27個の骨と筋肉と筋膜と痛みとの関係
27個の骨と痛みとの関係
27個の骨の関節がしっかりと動かない(小可動関節)
↓
27個の骨に付く筋肉が硬くなる(足の筋力低下)
↓
筋肉を覆う筋膜の柔軟性が低くなる(足底腱膜〜アキレス腱の硬さ)
↓
3つのアーチが働けなくなる(扁平足・ハイアーチ)
↓
なにかの拍子(ランニング・ジャンプ動作・立ち仕事)で足うらの痛みが増悪
↓
毎朝の一歩目が激痛
ここまでをまとめると以上のような流れになります。
やはり、一番根本には27個の骨の関節をしっかり動かすことが大切だと分かりますね。
足底腱膜炎が長引くと手術が必要
痛みを放置してしまうことは、手術につながる可能性があります。
足うらに強い痛みがでると、身体は痛みから守ろうと対応してくれます。
この対応方法は2つあります。
痛みへの2つの対応
・筋肉が固まり対応する
・骨が変形して対応する
もし筋肉が固まってしまうと、手術で切除術を施行することもあります。
もし骨が変形すると、手術で骨切り術を施行することもあります。
これらの手術は、筋肉が固まったり骨が変形したりする前に、根本の原因である関節の動きをしっかりと出すことができれば予防ができて手術なんてしなくてよくなります。
足底腱膜炎で放置していたら20年後に手術をすることになったということもあります。
このようにはならないように、早く予防・改善してしまいましょう。
足底腱膜炎の手術になる流れ
最悪のケース(手術までの流れ)
足の骨の関節がしっかりと動かない(小可動関節)
↓
足の骨に付く筋肉が硬くなる(足の筋力低下)
↓
筋肉を覆う筋膜の柔軟性が低くなる(足底腱膜〜アキレス腱の硬さ)
↓
足うらの3つのアーチが働けない(扁平足・ハイアーチ)
↓
なにかの拍子(ランニング・ジャンプ動作・立ち仕事)で足うらの痛みが増悪
↓
毎朝の一歩目が激痛
↓
5年10年と経つと、痛みから守るために筋肉が固まり骨が変形する
↓
手術しかなくなる
足底腱膜炎を悪化させる3つのこと
せっかく足底腱膜炎の原因が分かり、根本の原因の小可動関節を動かす施術をしていても、なかなか改善しないことがあります。
改善しない方を観察したり聞いたりして分かったことは、改善を遅らせてしまう3つのことをやっていることが多いです。
足底腱膜炎を悪化させる3つのこと
・強めのストレッチ
・足首をぐるぐる回す体操
・足の指でタオルをたぐり寄せる運動
しかもこの3つは、病院・テレビ・インターネットでも勧められることがあります。
そのため、よかれと思ってやっているのに悪化してしまうのですが、その理由についてお伝えします。
強めのストレッチで悪化
足底腱膜炎の根本の原因は関節が動きにくいことだとお伝えしました。
関節が動きにくくて関節まわりの筋肉が硬くなると、痛みが出ます。
痛みがでると、痛みから守るようにして、ますます筋肉が硬くなる悪循環です。
あなたは、筋肉が硬くなっているのだから、ストレッチをした方が良いじゃんと思っているかもしれません。
ストレッチでは関節と筋肉が一緒に動かなくてはならないのですが、根本に関節が動きにくい状態があると、ストレッチによって関節の動きが改善しないことが多いです。
あくまでも、関節が動きにくいことが原因で筋肉が硬くなった場合は、原因である関節をしっかりと動かすことが筋肉の硬さの改善に繋がるのです。
足うらは既に、痛みと関節の動きにくさと筋肉の硬さで限界の状態です。
強めのストレッチをして、足にさらなる負担をかけないであげることで、最速で改善していきます。
もしあなたが強めのストレッチを習慣にしていましたら、悪化の可能性が高いのですぐ中止することをおすすめします。
足をグルグル回す体操で悪化
少しでも足をほぐすそうと、足首をぐるぐる回す体操をすることがありますよね。
足の骨は片足27個あり、その骨にたくさんの筋肉がついていることを既に説明しました。
足底腱膜炎で痛みが出ている方は、足の骨27個の関節の動きが悪かったり筋肉が硬くなったりしています。
足首をぐるぐる回すことは、27個の骨の関節1つ1つを無視した動きになってしまいます。
足の骨の関節の動きが悪い所は、足をぐるぐるしても動けないので動けるところで動くしかありません。
その結果、動けるところの負担が増えて、頑張った筋肉は硬くなりやすくなります。
つまり、足首をぐるぐる回す体操も、頑張れば頑張るほど悪化していきます 。
足の指でタオルをたぐり寄せる運動で悪化
足首をぐるぐる回す体操と同じような理由で悪化させます。
動きにくくなった関節は、施術によって軌道通りの動きを出さないとしっかりと動けません。
動けない関節は、まわりの筋肉を硬くしますが、そこで足の指でタオルをたぐり寄せる運動は、さらに硬くなった筋肉を酷使することになってしまいます。
以下に間違った考え方と正しいの考え方を説明します。
足底腱膜炎に関する間違った考えと正しい考え
間違った考え
足のうらの筋肉が弱い
↓
足のうらの筋肉が硬くなる
↓
アプローチ:足の運動をした方が良い!!
筋肉が弱いから筋肉が硬くなるということは、医学的にはありえません。
痛みがあることで、痛みから守って筋肉が硬くなります。
筋肉が硬くなると力も発揮しにくくて、結果として筋肉が弱くなってしまいます。
正しい考え
足の関節の動きが悪い
↓
足うらの筋肉が守るように硬くなる
↓
足うらの筋肉が硬いため、力が発揮できず弱くなる
↓
足の不必要な運動が負担を増やす
↓
アプローチ:根本の原因である足の関節の動きをよくする!!
このような考え方が改善までの流れになります。
「痛いけど、ストレッチしないと治らない気がして」
「先生からもテレビからも言われたからやってるのよ」
「これはもう10年以上続けているからやらないと」
という気持ちであなたがやっていたことは、悪化の原因になるので今日から中止することをおすすめします。
ふたば整体院アロマでの足底腱膜炎へのアプローチ
足底腱膜炎の痛みは、足の関節の動きが悪いことが根本の原因だと、繰り返しお伝えしてきました。
小可動関節である足の関節をしっかりと動かさなければ、根本からは良くなりません。
この小可動関節は、自身で動かすことが出来ず他者から動かしてもらわなければなりません。
さらに、小可動関節は医学的な専門知識がなければ上手く動かせないのです。
当院は、関節運動学的アプローチ(AKA)という技術を使います。
この関節運動学的アプローチを使うことで、足底腱膜炎の痛みが解放される一助になれると確信しています。
足底腱膜炎に対する、ふたば整体院アロマの改善手順
①小可動関節の動きが改善
②筋肉・筋膜の柔軟性が改善
③足うらの痛み改善
④生活で足の痛みを感じない
ふたば整体院では①→④の順番で改善を目指します。
もし、足の状態をしっかりと確認して欲しい場合は、ふたば整体院アロマにいらしていただけると幸いです。
まとめ
ここまで足底腱膜炎について一般的に言われていることから、改善するための根本の原因までを網羅的にお伝えしました。
・足底腱膜炎は炎症で痛いわけではないことが多い
・スポーツ、立ち仕事、加齢は足底腱膜炎の根本の原因ではない
・足の運動(ストレッチ等)は悪化の可能性があるため中止するべき
・足底腱膜炎の痛みの根本の原因は、足の関節の動きが悪いこと
・足の関節の動きは、医学的な専門技術がある人にしっかりと動かしてもらうべき
・関節の動きが悪い→痛い→手術の流れで悪化するが、関節の施術で改善できる
足底腱膜炎は、しっかりと対応すれば怖くないですし、改善できる病気です。
ご自身では、足底腱膜炎が本当に炎症なのか炎症ではないかの鑑別も難しいですし、根本の関節の動きは出せないかと思います。
一度、しっかりと足の痛みを診て欲しいという場合は、宇都宮市宝木本町のふたば整体院アロマにいらして下さい。
あなたが痛みから解放される準備をしてお待ちしています。